関田山脈 風野山(875.3m) 2016年10月7日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 13:58 遊歩道入口−−14:08 北東尾根−−14:35 風野山 14:42−−15:02 遊歩道−−15:06 遊歩道入口

場所新潟県妙高市
年月日2016年10月7日 日帰り
天候
山行種類藪山
交通手段マイカー
駐車場遊歩道入口北側に駐車余地あり
登山道の有無最初だけあるが以降は灌木藪
籔の有無灌木藪。特に低く横に枝を伸ばした椿のような照葉樹がやっかい
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメントDJF氏の記録を元に遊歩道から北西尾根に乗って山頂を往復。尾根に乗って最初だけが照葉樹の激籔だがその後は尾根西直下は藪が比較的薄く歩きやすい。山頂も西側から回り込むのが吉。三角点は最高点より北側にあった




「風野山遊歩道」の看板。でも山頂には行けない 遊歩道入口
ここで左に曲がる。右の道(下り)は廃道化 道は良好
尾根に達すると道を離れて尾根へ取り付く 最初だけ藪は薄いがその先は濃い
最初から椿のような照葉樹が寝た激籔が歓迎 標高770m付近で照葉樹籔を抜ける
標高780m付近。尾根西側直下が藪が薄い 標高820m付近。ここは尾根直上も藪が薄い「
標高860m付近。ここも尾根西側直下を進む 山頂直下は西側から巻いて山頂へ
灌木藪に覆われた風野山山頂 三角点発見
赤テープを残したが訪問者がいるのか・・・ 標高800m付近。開けた場所で蔓籔が酷かった
遊歩道に到着 林道到着


 信越国境から僅かに新潟側に突き出した山が風野山で栃木/福島県境の枯木山のような存在だ。信越トレイルが県境を通っていれば僅かな距離の藪漕ぎだけで登れるのだが、残念ながら風野山付近では信越トレイルは県境から離れた長野側を通っているので風野山では使えない。

 もしかしたら道があるかもとネット検索すると、ヒットした唯一の記事はDJF氏であった(笑) というわけでやっぱり登山道は無かったのであった。氏は北半分を囲むように通っている林道の西側から遊歩道を上がったが風野山山頂には通じておらず、残りは北尾根の藪漕ぎだったとのこと。帰りは西斜面を林道へと直滑降したが地形図に記載がない岩場があってルート取りが難しいとのこと。今回は安全策をとって氏が往路で使ったルートとしよう。久しぶりの藪漕ぎが確定だ。

 桂池から西へと続く林道を進めば目的地へと行くことができる。道幅は広くはないが舗装道路が続くので安心して走行できる。風野山の東側に林道が書かれているが、これを使えば標高差が稼げるのでDJFルートより楽かもと考えていたが、現場に行くとこの林道は跡形も無いほど藪に覆われて使い物にならなかった。

 DJF氏が使った遊歩道入口には立派な案内看板が出ていて「風野山遊歩道」「木曾清水」と書かれている。こんな名称だと山頂に通じていると思うのが普通だろうが、そうでないのは既に述べた通りだ。まだ秋の始めで夏草が茂っているが道形ははっきりしている。

 最初は上に登るがすぐに左に巻き始め、その曲がり角に「200m」の看板あり。斜め左上に登る道とは逆方向にも以前は道があったようだが、今は藪に埋もれていた。情報どおり遊歩道は巻き気味に上がっていき、やがて北尾根を乗り越えて東斜面へ移った。ここで遊歩道を離れて尾根に乗り換えるが、最初から藪が深い。ここは標高がさほど高くないので笹はほとんど無いのだが、雪の重みで幹が寝た「根曲がり木」だからたちが悪い。椿のような葉の照葉樹で幹は硬く手で押し分けるのは難しいので、できるだけ隙間の多い場所を選んで進むしかない。この激藪は標高差で数10m続いた。

 照葉中の激藪を抜けると藪はあるが格段に楽になる。DJF氏の記録によると尾根直上よりも西側の方が藪が薄いとのことで、先人の智恵は活用させていただく。確かに西側直下の方が藪が薄くて歩きやすい区間は長く、これでかなり楽ができた。逆に言えば尾根直上を歩いた区間はほとんど無かった。特に苔生した岩の重なった場所は藪が薄がったが、岩の隙間に落とし穴がって足がはまったりと、足の置き場所には注意が必要だった。

 標高810mを越えると比較的藪が落ち着いて歩きやすい場所が多くなる。でも尾根直上はやっぱり藪が濃いので西巻きが続く。山頂直下も藪が濃く、尾根直上は避けて西側から回り込むように詰めるのが正解だった。そして山頂到着。

 山頂は潅木藪に覆われて展望皆無で最高点がどこなのか判然としない。DJF氏は発見できなかったが三角点があるはずで、山頂周囲の藪の中を這い回る。一番高そうな場所は南側で、その北側には浅い凹みを挟んで2つの僅かな盛り上がりがある。その上を探したが三角点は無く、凹みの北側で発見することができた。人工物は一切無しでDJF氏は何も残さなかったようだ。ネット検索で彼以外の記録は引っかからなかったくらいなので、訪問者はほぼ皆無らしい。

 帰りは往路を戻る。といっても尾根を下ると広がるし藪が深くなるので全く同じルートを下ることは難しい。往路より少し西側を通ったら背の高い木がない開けた場所に出てしまい、照葉樹藪に突入する寸前で蔓藪が酷かった。遊歩道に飛び出したときにはほっとした。

 林道に戻る途中も誰にも会わず。遊歩道の利用者がどれほどいるのか不明だが、毎年手入れをしないとあの状態は維持できないだろう。ご苦労様。
 

 

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